塗料・塗装に関する問題
第3弾になります。
〈問題〉
塗装改修時 雨樋の塗装についてです。
〇 ✖ でお考え下さい。
1液タイプ弱溶剤ウレタンを1回目に塗装しました。
翌日、
2液タイプ弱溶剤ウレタンを塗装しました。
さて、この塗装仕様は正しいでしょうか?
塗装された雨樋はどうなるでしょうか?
〈回答〉
✖
〈解説〉
2液弱溶剤が乾燥する時に、ちぢみが発生します。
耐溶剤性が低い塗膜の上に溶剤系の塗料を塗り重ねた場合、
既に塗装されている塗膜が上塗り塗膜内に含まれる溶剤により
膨潤された状態になり、上塗り塗膜が硬化する際の凝集力によって塗膜のちぢみが発生します。
〈対策〉
塗料の種類によっても異なりますが、一般的には塗料の耐溶剤性は優劣関係があります。
上塗り塗膜が下塗り塗膜よりも強い関係の場合、問題が生じる可能性が高いのです。
弱い 強い
→
水性 « 1液弱溶剤 « 2液弱溶剤 « 強溶剤系
いかがだったでしょうか?
塗装仕様組みの
ご参考にして下さい。