トライしてみてください。
とりあえず第一弾です。
<問題>
施主から飲食店の木製カウンターの塗替え依頼がありました。
カウンターには旧塗膜として強溶剤クリヤーが塗装してありました。
施主から着色仕上げを希望された為、ペーパー目粗し常乾タイプの塗料を塗装しました。
これは〇✕どちらでしょうか
<正解>
x
店舗などの改修後、すぐに使用を始めるカウンターに常乾タイプの塗料を塗装すると、
塗膜に粘着がでたり、剥がれたりすることがあります。
塗料によっては、長期的に粘着が残ったりする場合もあります。
その為、物が置かれたり人の手が頻繁に接触するような改修には塗装は注意が必要です
ご相談ください
<写真>
お皿を置いたところ
本来、カウンターなどに塗られている塗膜は高温で硬化させた焼付塗料や強溶剤系の専用塗料が使用されています。
常温乾燥型の塗料の塗膜は見かけ上乾燥していますが塗膜全体の締りが遅く、また塗膜硬度も低い。
その為、お皿やボトルなどの重いものが置かれるとその部分に圧力がかかり、物を動かした時に塗膜が
剥がれたりすることがあります。
またカウンターの上はアルコールや醤油、油類などがこぼれたり付着することが多く、高いレベルでの
耐油性や耐薬品性が塗膜に要求されますが、常温乾燥型塗料の塗膜では十分なレベルに達することは難しいのが現状です。
この為カウンターの上に常温乾燥型塗料を塗ることはおすすめできません